お茶室は、日本の茶道において、茶事の主人・亭主が客を招き、茶を出してもてなすために造られる空間です。
お茶を飲むという行為を通して日本的感性と芸術性を表現した茶の湯(茶道)が成立し、それとともに発展したのが茶室といえましょう。
お茶室には、平安時代から嗜まれた書院風のものと、桃山時代の千利休により大成された草庵風のものとがあります。紫栄庵はどちらかというと書院風のお茶室といえましょう。